ゴルフ肘って?

2025年03月3日

ゴルフ肘

こんにちは! ミライズ整骨院 中間院です(^^ゞ

ゴルフ肘って聞いたことありますか?

ゴルフ肘(内側上顆炎)は、肘の内側に痛みが生じる疾患で、特にゴルフのスイングのように、手首を繰り返し曲げる動作が原因となります。テニス肘とは反対に、ゴルフ肘は肘の内側、つまり肘の「内側上顆」に炎症が起きることによって痛みが生じます。以下では、ゴルフ肘の原因、症状、治療方法について詳しく説明します。

ゴルフ肘の原因

ゴルフ肘は、肘の内側にある筋肉や腱が過度に使用されることによって引き起こされます。これにより、内側上顆(肘の内側部分)に付着している腱が炎症を起こします。主に次のような動作が原因となります:

  • ゴルフのスイング:特にスイング中に腕や手首を過度に使うことがゴルフ肘の原因となります。特にインパクト時に手首を急激に曲げることが、腱に負担をかけるためです。
  • 繰り返しの手首の曲げ伸ばし:ゴルフだけでなく、手首を多く使う仕事(例えば、料理、荷物を持ち上げる仕事など)やスポーツ(ボーリングや野球)でも発生することがあります。
  • 不適切なフォームや技術:ゴルフのスイングや他のスポーツで、腕や手首の使い方が不適切だと、無理な力が加わり、腱に負担をかけることになります。
  • 筋力や柔軟性の不足:腕や前腕の筋力が不足していると、腱に過度な負担がかかりやすくなります。また、筋肉の柔軟性が不足している場合、動きが制限され、腱に負担がかかりやすくなります。

ゴルフ肘の症状

ゴルフ肘の症状には以下のようなものがあります:

  • 肘の内側の痛み:特に肘の内側、すなわち内側上顆(肘の内側部分)に鋭い痛みや鈍い痛みを感じます。この痛みは、手首を曲げたり、物を握ったり、重い物を持つときに悪化します。
  • 手首や前腕の痛み:手首を曲げる動作や、物を握る動作を繰り返すことで、前腕や手首に痛みを感じることがあります。
  • 圧痛:肘の内側を押すと痛みが増すことがあります。内側上顆の周辺に特に痛みを感じます。
  • 握力の低下:物を握るときに痛みが生じるため、握力が低下することがあります。
  • 動きの制限:腕を使う動作、特に手首を使う動作(物を持ち上げる、握るなど)が困難になることがあります。

診断

ゴルフ肘の診断は、通常、患者の症状や動作を見て行われます。医師は、肘の内側を押して痛みを確認することが多いです。また、以下の検査が行われることもあります:

  • X線:骨に問題がないかを確認するために使われますが、ゴルフ肘自体は骨の問題ではないため、X線で異常が見つかることは少ないです。
  • MRIや超音波:腱や筋肉の炎症を確認するために、これらの画像診断が使われることがあります。腱の状態や炎症の程度を評価するために有用です。

ゴルフ肘の治療法

ゴルフ肘は、通常、保守的な治療法で改善することが多いですが、症状がひどくなる前に適切な治療を行うことが重要です。以下の治療法が一般的です:

  1. 休養:まず最初に痛みを引き起こしている動作を避け、肘を休ませることが重要です。過度に手首や腕を使うことを避けましょう。
  2. アイシング:腫れや炎症を抑えるために、患部に冷たい湿布や氷を当てて冷やすことが効果的です。1回15~20分程度冷やすと良いでしょう。
  3. 痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬):痛みや炎症を和らげるために、医師が薬を処方することがあります。特にイブプロフェンやアスピリンが使われます。
  4. ストレッチとリハビリ:前腕の筋肉を強化したり、柔軟性を高めるためのリハビリが行われることがあります。特に前腕や手首の筋肉のストレッチが有効です。
  5. サポーターやバンド:専用のサポーターや肘用のバンドを使用することで、腱への負担を軽減することができます。これにより、動作をするときの痛みを抑えることができます。
  6. ステロイド注射:痛みが強い場合、ステロイド注射を使って炎症を抑えることがあります。ただし、注射は一時的な対策であり、過度に使用することは避けるべきです。
  7. 手術:通常は保守的な治療で改善しますが、症状が改善しない場合や非常に重篤な場合には、手術が検討されることがあります。手術では、損傷した腱を修復する方法が取られます。

予防方法

ゴルフ肘を予防するためには、以下のような対策を取ることが重要です:

  • 正しいフォーム:ゴルフのスイングやスポーツ、作業中に正しいフォームを守ることが大切です。無理な力がかからないようにしましょう。
  • ウォームアップとストレッチ:運動前に体を温め、筋肉を柔軟にすることが重要です。特に手首や前腕の筋肉をストレッチしましょう。
  • 筋力トレーニング:前腕や手首の筋力を強化することで、腱にかかる負担を減らします。
  • 休憩を取る:繰り返しの動作や過度な負担がかからないよう、定期的に休憩を取ることが大切です。

まとめ

ゴルフ肘は、肘の内側の筋肉や腱に過度の負担がかかることによって発生する痛みです。特にゴルフのスイングや手首を使う動作で見られますが、他のスポーツや日常生活でも発症することがあります。早期に適切な治療を行い、予防対策をとることで、症状の悪化を防ぐことができます。

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