ノンレム睡眠とレム睡眠について★
2025年02月20日

こんにちは! ミライズ整骨院 中間院です(´▽`)
みなさん、十分な睡眠とれていますか?
ノンレム睡眠(NREM睡眠)とレム睡眠(REM睡眠)は、私たちが眠っている間に交互に現れる2つの異なる睡眠状態です。
これらは脳波や身体の状態、夢の内容などにおいて異なる特徴を持っており、睡眠の質や健康に大きな影響を与えます。
本日は、それぞれの睡眠段階の特徴について詳しく説明します。
ノンレム睡眠(NREM睡眠)
ノンレム睡眠は、睡眠サイクルの約75〜80%を占める睡眠段階で、さらに3つの段階(N1、N2、N3)に分かれます。これらの段階は、深い眠りのレベルが進むにつれて、身体的にリラックスし、脳も休息を取る時間です。
- N1(軽い眠り)
- N1は、眠りに入る最初の段階で、非常に浅い眠りです。この段階では、目を閉じていても周囲の音や振動に反応することがあります。筋肉がリラックスし、心拍数や呼吸が徐々に遅くなります。しばしば、「眠りに落ちる瞬間」に体がぴくっと動く現象(ハプティック運動)が見られます。
- N2(中程度の眠り)
- N2では、さらに眠りが深くなり、目を開けていても周囲の刺激に反応しにくくなります。脳波は、スリープスピンドル(急速な波状の活動)やK複合(突然の高振幅波)などの特徴的なパターンを示します。これらは、脳が情報を整理したり、記憶を固定したりするプロセスと関連していると考えられています。
- N3(深い眠り、または慢波睡眠)
- N3は最も深い睡眠段階で、身体と脳が完全に休息し、回復する時間です。この段階では、脳波が非常に遅く、深いデルタ波を示します。筋肉の緊張が最も低く、呼吸や心拍数も最も安定しています。身体の修復や免疫システムの強化、成長ホルモンの分泌など、身体的な回復が行われる重要な段階です。
レム睡眠(REM睡眠)
レム睡眠は、睡眠サイクルの約20〜25%を占め、主に夢を見る段階として知られています。レム睡眠は、ノンレム睡眠が1〜3段階から構成されるのに対し、眠りの周期の後半に現れ、特徴的な脳波や身体の状態を持っています。
- 脳の活動: レム睡眠中は、脳波が覚醒時に近いパターンを示し、脳は活発に活動しています。しかし、この状態では筋肉がほとんど麻痺しており、身体を動かすことができません(筋弛緩)。この筋弛緩は、夢を見ている間に実際に身体が動かないようにするための安全機構とも考えられています。
- 夢: レム睡眠中には、非常に鮮明で感情的な夢を見ることが多いです。脳の感情を司る部分や記憶を処理する部分が活発に働いており、夢はしばしば日中の経験や感情的な出来事に関連しています。
- 身体の状態: 呼吸や心拍数が不規則で、目が素早く動く「眼球運動」が特徴です。この眼球運動から「レム(Rapid Eye Movement)」という名前がつけられています。体温調節機能が低下し、体が冷えやすくなることもあります。
ノンレム睡眠とレム睡眠の相互作用
ノンレム睡眠とレム睡眠は、交互に繰り返され、1回の睡眠サイクルはおおよそ90分程度です。
最初の数回のサイクルでは、ノンレム睡眠が長く、レム睡眠が短いですが、サイクルが進むにつれて、レム睡眠の割合が増えていきます。
睡眠の最後のほうでは、レム睡眠が最も長くなることが一般的です。
ノンレム睡眠は、身体の回復と修復を担当し、レム睡眠は、脳の情報整理や記憶の定着、感情の処理を助けます。
両者がバランスよく行われることが、健康的な睡眠とされます。
まとめ
ノンレム睡眠とレム睡眠は、それぞれ異なる役割を持ちながら、私たちの健康に欠かせない重要な睡眠段階です。
ノンレム睡眠は主に身体的な回復を担当し、レム睡眠は脳の休息や記憶の整理、感情の処理を行います。
良質な睡眠を得るためには、この2つの睡眠段階が十分に確保され、交互に繰り返されることが必要です。
毎日しっかり睡眠をとり健康な生活を送りましょう!
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