テニス肘って?
2025年03月1日

こんにちは! ミライズ整骨院 中間院です(*^▽^*)
テニス肘って聞いたことはありますか?
テニス肘(外側上顆炎)は、肘の外側に痛みが生じる病気で、主に前腕の筋肉や腱が過度に使われることによって発生します。
特に反復的な手首や前腕の動きが原因となりますが、テニスだけでなく、日常生活や仕事の中で発症することもあります。
テニス肘の詳細な説明
テニス肘は、肘の外側の「外側上顆」という部分にある腱が炎症を起こすことで痛みが発生します。この腱は、手首を伸ばす筋肉(伸筋)とつながっており、反復的な手首や肘の動きが腱に負担をかけることで傷んでしまいます。
原因
テニス肘の主な原因は、手首や前腕を過度に使うことです。反復的な動きが腱にストレスをかけ、これが炎症を引き起こします。以下のような動作が原因となることが多いです:
- テニスやゴルフなどのスポーツ:ラケットやクラブを振る動作が繰り返されるため、特にテニスのようなスポーツで発症しやすいです。
- 反復的な腕の動き:重いものを持ち上げる動作や手を使う仕事(例えば大工仕事、料理、コンピュータ作業など)で手首をひねる動きが多い場合。
- 不適切なフォーム:スポーツや作業中に、無理な動きをしたり、筋力や柔軟性が不足している場合にもテニス肘が発症することがあります。
症状
テニス肘の典型的な症状には以下があります:
- 肘の外側の痛み:特に肘の外側(外側上顆)のあたりに鋭い痛みや鈍い痛みを感じます。痛みは手首や腕の動きで悪化することが多いです。
- 手首や前腕の痛み:手首を伸ばしたり、物を握ったりする際に痛みが生じることがあります。
- 圧痛:肘の外側を押すと痛みが強くなることがあります。
- 動きの制限:腕や手首を使う動作が難しくなり、特に重いものを持ったり、握ったりすることが困難になることがあります。
診断
テニス肘の診断は、通常、医師が患者の症状や動作を確認することで行われます。場合によっては、以下の検査が行われることがあります:
- X線:骨に異常がないかを確認するために行うことがありますが、テニス肘自体は骨の問題ではないため、直接的な診断には使われません。
- MRIや超音波:腱の炎症の有無を確認するために、これらの画像診断が使用されることがあります。
治療法
テニス肘は通常、保守的な治療法で改善することが多いですが、場合によっては手術が必要なこともあります。治療法は以下の通りです:
- 休養:痛みを引き起こしている動作を避け、肘を休ませることが最も重要です。
- アイシング:腫れや炎症を抑えるために、冷却パッドや氷を使って患部を冷やすことが有効です。
- 痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬):痛みや炎症を和らげるために、薬が処方されることがあります。
- ストレッチとリハビリ:肩や腕の筋肉を柔軟に保ち、適切なストレッチやリハビリを行うことで、筋肉のバランスを改善し、再発を防ぎます。
- サポーターやバンド:肘の動きを制限するために、専用のサポーターやバンドを使用することがあります。これにより、筋肉や腱への負担を軽減できます。
- ステロイド注射:痛みがひどい場合に、医師がステロイド注射を行うことがあります。これにより炎症を一時的に抑えることができますが、長期間の使用は推奨されません。
- 手術:保守的な治療が効果がない場合や症状が非常に重い場合には、腱の修復手術が検討されることがあります。
予防
テニス肘の予防には、以下の方法が有効です:
- 適切なフォーム:スポーツや運動を行う際は、正しいフォームを守り、過度な負荷を避けるようにしましょう。
- ウォームアップとストレッチ:運動前に体を温め、筋肉を柔軟にすることが大切です。
- 強化運動:手首や前腕の筋肉を適切に強化することで、腱への負担を軽減できます。
- 休養:反復的な動作を避け、休息を取ることが重要です。
まとめ
テニス肘は、日常生活の中で繰り返し手首や前腕を使うことによって生じる炎症です。適切な治療と予防方法を実践することで、多くの人が改善しますが、症状が長引く場合は専門医の診察を受けることが大切です。
中間市上蓮華寺1-2-1 クリエートタウンビル1F
TEL:093-701-4205